とある夏に近場の湖を訪れた。
皆それぞれにこの場所を楽しんでいた。
散歩している人、寝転がっている人、
おしゃべりしている人、犬と子供と駆け回っている人。
にぎやかだが、とてもゆっくりした時間が流れていた。
日が暮れると共に、皆家に帰っていった。
いつかこんな場所で何かの形で関われたら、展示などできたらなと思った。
この経験をきっかけに、どのようにしたら野外に絵画を展示できるのかを考えはじめました。どのようにしたら、野外に絵を飾るだけではない展示が出来るのか考えたとき、動物や人物が私の作品にとって重要なテーマであることから、絵の中に描いているモチーフを三次元にし、自然の中にインスタレーションしてみようと思いました。